ダニアレルギー対策に家でできる寝具の手入れ シーツと毛布と布団を洗う間隔
子どもが赤ちゃんのころは、私もダニやアレルギーを多少気にしていました。いまはそこまで深刻に考えず、掃除機をかけるような最低限の手入れを当たり前に続けています。
子どものダニアレルギーが気になって調べると、医院のページと寝具や家電の話が並びます。家で何をどのくらいの間隔ですればいいのか、迷う人もいます。
ダニアレルギーが気になる家では、寝具を洗って布団に掃除機をかけ、ダニの死骸とフンを取り除きます。シーツとカバーは週1回、布団に掃除機をかけるのは週1回以上が目安です。毛布や布団の丸洗いも含めて、寝具を洗う間隔を1枚の表にまとめました。
この記事で分かること
- 死骸とフンを洗濯で流し掃除機で吸い取る
- シーツとカバーは週1回洗う
- 布団には週1回以上掃除機をかける
- 寝室の湿度を60%以下に保つ
寝具の何がダニアレルギーのもとになるのか

熱でダニを駆除すれば、寝具の手入れは終わりなのかと迷う人もいます。
ダニアレルギーのもとになるのは、生きたダニだけではありません。ダニが死んだあとに残る死骸や、ダニのフンもアレルゲンです。死骸とフンもアレルゲンだと知ると、ダニを駆除したあとも寝具を洗って掃除機をかける理由が見えてきます。
結論
寝具を洗って死骸とフンを洗い流し 布団に掃除機をかけて吸い取る
人がダニのフンや死骸を吸い込みやすいのは、布団で眠っている時間です。長い時間体に触れている寝具から、先に手入れを始めます。
ダニを熱で駆除しても、死骸やフンは寝具に残ります。干すことと熱でダニを駆除することの違いは、「布団を干すのは意味がないと言われる理由 干す目的と干せない家でできること」に書きました。
ダニのフンは水で洗い流せるので、洗える寝具は洗濯機で洗います。洗濯すれば、ダニのエサになるフケやアカも一緒に落ちます。
寝具にダニがいるかを確かめる方法は、「ダニは肉眼で見えるのか 布団にいるか確かめる方法と最初にすること」に分けて書きました。
出典:大田区「ダニ」
出典:東京都健康安全研究センター「くらしの健康」第47号
子どもの肌が荒れているときは、寝具の手入れより先に皮膚科で相談してください。
寝具を洗う間隔と掃除機をかける間隔
結論
シーツとカバーは週1回洗い 布団には週1回以上掃除機をかける

シーツは毎週洗えても、毛布や布団まではなかなか洗えませんよね。寝具ごとに洗う間隔が違うので、表にして並べました。
シーツとカバーをこまめに洗うのは、付いた汚れをダニがエサにするからです。掃除機は寝具やじゅうたんを中心に、1平方メートルあたり20秒間かけます。
洗濯と掃除機を同じ日にする
シーツを洗う日と掃除機をかける日を分けると、週に2回の用事になります。同じ日にそろえれば、掃除機のために別の日を作らずに済みます。
たとえば週末の朝に、シーツと布団カバーを外して洗濯機を回します。洗濯機が回っている間に、むき出しの布団の表と裏に掃除機をかけます。干して取り込んだシーツをかけ直せば、その週の手入れは済みます。
ベランダで布団をたたいて済ませずに、シーツを外した布団に掃除機をかけます。ぜん息の子どもがいる家に向けた案内でも、カバーとシーツを洗う間隔は同じく週に1回です。シーツの洗い方は「シーツと布団カバーは週に1回は洗う 冬と一人暮らしの洗濯頻度の目安」に、掃除機のかけ方は「掃除機で布団のダニは吸い取れるのか 死骸とフンを取る掃除機のかけ方とコロコロの使い方」に書きました。
シーツとカバーを外した日に、布団の表と裏にも掃除機をかけます。
3ヶ月に1回程度は熱を当てて洗う
週1回の洗濯と掃除機だけで足りるのか、気になるかもしれません。週1回の手入れとは別に、間をあけて乾燥機の熱でダニを駆除する日を作るという案内もあります。
乾燥機をかける日に、どの寝具から順に手入れするかは、「布団のダニ退治の順番 熱を当てて洗い掃除機をかけるまでと布団を干せない家でダニを増やさない工夫」にまとめました。家の乾燥機で熱を当てるなら「布団乾燥機でダニが死なない理由 熱の温度と時間とかけたあとに掃除機をかける順番」を、乾燥機が家に無ければ「布団をコインランドリーで洗う 羽毛布団の乾燥時間の選び方とダニを熱で減らす手順」を読んでください。
山梨大学のアレルギーセンターのように、3ヶ月に1回程度は乾燥機の熱でダニを駆除してから寝具を洗い、乾かして掃除機をかけるよう勧めている所もあります。
毛布や布団を丸洗いする

私も、洗える布団はワンシーズンに1回は洗うようにしたいと思っています。
毛布やタオルケットは、シーツのように毎週洗う物ではありません。布団や毛布を水で丸ごと洗えば、アレルゲンになる死骸やフンをまとめて落とせます。
布団を外に干せない家庭もありますよね。そうした家庭では、専門の業者に布団の丸洗いを頼む方法が向いています。
長く使っていなかった毛布や布団は、使う前に洗濯します。ぜん息の子どもがいる家に向けた案内には、乾かして掃除機をかけてから使う方法も載っています。しまっていた寝具の話は、「シーツと布団カバーは週に1回は洗う 冬と一人暮らしの洗濯頻度の目安」にも書きました。
年に2〜3回以上丸洗いする物は、毛布やタオルケットです。布団を干せない家庭では、専門の業者に頼んで1年に2回ぐらい布団を丸洗いします。枕は布団とは洗い方が違うので、「枕と抱き枕の洗い方 羽毛や低反発の枕が洗えるかの見分け方と洗濯機で洗う手順」を見てください。
出典:江戸川区「減らそう!ダニアレルゲン」
出典:東京都健康安全研究センター「くらしの健康」第47号
寝室でダニを増やさない

寝具を洗っていても、寝室の湿気が多いとダニは増えやすくなります。湿度が60%を下回る部屋では、乾燥に弱いダニは増えにくくなります。
我が家では天気のいい日に、寝室の窓を開け放って風を通しています。
梅雨の時期は換気をして、除湿機で部屋の湿気を飛ばします。冬でも、加湿器で湿度を上げすぎないようにします。除湿機や換気で寝室の湿気を逃がす方法は、「布団のダニ退治の順番 熱を当てて洗い掃除機をかけるまでと布団を干せない家でダニを増やさない工夫」で詳しく扱っています。
寝室の湿度を60%以下に保ち、寝具は日光や布団乾燥機でよく乾かします。
洗えるぬいぐるみや毛布を選ぶ
我が家でも子どものぬいぐるみがどんどん増えて、寝る場所が狭くなったことがあります。洗えない物ばかりだと、死骸とフンを洗い流す機会がありません。
ダニのフンは水に溶けるので、洗える材質の物なら洗濯で流せます。買い替えるときに洗える物を選んでいけば、寝室の洗える物が少しずつ増えます。お気に入りのぬいぐるみをどう扱うかは「ぬいぐるみのダニ対策 ダニがいるか確かめる方法と洗えないときのダニの減らし方」で、家での洗い方は「ぬいぐるみの洗い方 洗濯機と手洗いと大きいものの手順」で読めます。
子どもが寝室で使うぬいぐるみや毛布は、洗える材質の物を選んで定期的に洗います。
家具や押入れを片づけて掃除する
物が多い部屋は、掃除機をかけにくい所が残りがちです。家のダニは、掃除の行き届かない所で増えます。
東京都のアレルギーの案内のように、家具や押入れを片づけて、ふだんから掃除しやすくするよう勧めている所もあります。
出典:東京都保健医療局 東京都アレルギー情報navi.「室内環境対策」
よくある質問
Q1.防ダニのシーツやカバーは使ったほうがいいですか
A.使うと、目の詰まった高密度の繊維で、ダニを寝具にもぐりこませずに済みます。防ダニの物を使っていても、シーツやカバーは週1回洗います。枕に防ダニのカバーをかける話は、「枕と抱き枕の洗い方 羽毛や低反発の枕が洗えるかの見分け方と洗濯機で洗う手順」で取り上げました。ベッドのマットレスを包むカバーのことは、「マットレスのダニ対策 洗えず干せなくてもできるダニの減らし方」で扱っています。
Q2.布団は毎日干したほうがいいですか
A.干す日の数にかかわらず、干した日は布団をたたかずに、表面に掃除機をかけます。週に1回は、干したあとの布団に掃除機をかけます。布団を外に干すとダニや死骸、フンがどうなるのかは、「布団を干すのは意味がないと言われる理由 干す目的と干せない家でできること」で読めます。
Q3.布団用の掃除機は買ったほうがいいですか
A.区や都の案内は、掃除機の種類ではなく、布団の表と裏へのかけ方を決めています。掃除機をかけるときは、布団の表と裏に1平方メートルあたり20秒以上かけます。掃除機の種類ごとの違いは、「掃除機で布団のダニは吸い取れるのか 死骸とフンを取る掃除機のかけ方とコロコロの使い方」で読めます。
表で次に洗う寝具を確かめる
寝具の手入れには、週1回することと、間をあけてすることがあります。全部を一度に覚えなくても、表の上の行から順に進めていけます。
何を洗えばいいか迷ったら、表を見てから洗っても遅くはありません。
表を見て、次に洗う物と掃除機をかける日を確かめてから洗います。


