家中のダニ対策と駆除の仕方 布団やソファなど徹底駆除

ホテルの布団が気になるとき 寝る前に見る所と虫を家に持ち帰らない工夫

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ホテルの布団が気になるときの題を載せた白いベッドと荷物台の上の閉じたスーツケースのある客室の絵

ホテルでは、シーツや枕カバーをお客さんごとに洗ったものに取り替えています。気をつけたいのはダニよりトコジラミです。寝る前にシーツの端をめくってマットレスの角を見て、帰ったら着ていた服をすぐ洗濯機へ入れましょう。きれいに見えるホテルに泊まったとき、ベッドのシーツの端をめくると、マットレスとの境目に黒いほこりのような物がたまっていました。何のごみか調べてみて、ダニやトコジラミの跡のこともあると知りました。それから、旅先のベッドに気をつけるようになりました。

黒いほこりのような物の正体は、見た目だけでは言い切れません。それでも、寝る前にどこを見ればよいかと、荷物をどこに置けばよいかが分かれば、旅先でも落ち着いて眠れます。

この記事で分かること

  1. シーツと枕カバーはお客さんごとに取り替えている
  2. 気をつけたいのはダニよりトコジラミ
  3. 寝る前にシーツの端をめくってマットレスの角と縫い目を見る
  4. 荷物は床やベッドに広げない

ホテルの布団はお客さんごとに洗っているのか

整えたベッドのそばに重ねて置いたたたんだ白いシーツと枕カバー
シーツと枕カバーは客ごとに洗ったものに替わる

チェックインしてベッドを見たとき、前の人が使ったままなのでは、とためらう人は多いですよね。ホテルや旅館の寝具の扱いについては、国が衛生の決まりを出しています。

決まりでは、肌に触れる物と布団の本体とで、扱い方を分けています。それを知っておくと、気にするのはカバーの下の布団の本体だけでよいと分かります。

取り替えるのはシーツと浴衣

肌に直接触れる物ほど、前の人の汗や皮脂が気になりますよね。

決まりで言う寝衣(寝間着)には、浴衣も入ります。同じ人が連泊するときは、宿は寝衣を毎日、シーツやカバーも少なくとも3日に1回は取り替えます。

ホテルや旅館では、シーツと布団カバーと枕カバーと浴衣を、お客さんが替わるたびに洗ったものに取り替えます。

布団の本体はカバーで覆う

では、掛け布団や枕の中身はどうなっているのか、気になる人もいると思います。

布団や枕の本体をどのくらいの間隔で洗うかは、決まりには書かれていません。決まりで求めているのは、寝具を適切に洗濯して管理するところまでです。

布団と枕と毛布の本体はシーツやカバーで覆って使う決まりなので、寝る前にカバーが外れていないか見ておきます。

結論

肌に触れるシーツや枕カバーは、お客さんごとに洗ったものに取り替えています。

出典:厚生労働省「旅館業における衛生等管理要領 新旧対照表」

ホテルの布団にダニはいるのか

夜のホテルの客室 ベッドサイドのスタンドの灯りと整えた枕の絵
夜のホテルのベッドの枕元

カバーを取り替えていても、布団の中にダニがいるのではと思う人もいますよね。けれど、気にしたいのはダニより別の虫です。

海外の宿では、私は寝る前に必ずベッドを確かめます。日本の宿はほとんどがきれいなので、シーツの端をめくって、マットレスの角を見るだけで十分です。

旅先では、布団が汚いかを気にするより、トコジラミの跡がないかを見るほうが役に立ちます。

ダニがいるのは家と同じ

家の中には、数の多い少ないはあっても、ダニが必ず住みついています。ダニはどこの家にもいるので、あまり神経質になる必要はありません。

寝具はダニがいちばんすみやすい所なので、ホテルの布団にも家と同じようにダニはいます。家の布団と同じなので、そのまま横になってかまいません。

気をつけたいのはトコジラミ

旅先で目を向けたいのは、荷物や服について運ばれてくる虫です。トコジラミの卵や幼虫は、荷物や服の裏、ポケットなどについて部屋へ持ち込まれることがあります。トコジラミの大きさと、ほかの虫との見分け方は「布団にいる虫の正体 ダニとトコジラミとカツオブシムシの見分け方」にまとめました。

旅先では、ダニよりも、トコジラミの跡がないかを気にして見てください。トコジラミは、泊まった人の荷物や服について運ばれてくる虫で、汚い宿だから出る虫ではありません。

ベッドに入る前に見る所

横から見たベッドでマットレスの縫い目とマットレスの角とベッドの枠の隙間と頭の板の裏に印を付け黒いしみと赤茶色の平たい虫を目印に示す図
寝る前にめくって見る所

どこまで見ればいいのか分からないと、ベッドの前で迷ってしまいますよね。明かりを消したあとに気になって眠れないときは、一度明かりを付けて、ベッドの上を見直すだけでも落ち着けます。

寝る前に必ず見てほしいのは、シーツの端をめくったところにある、マットレスの角と縫い目です。ほかの所は、気になったときにのぞけば十分です。

マットレスの縫い目と角を見る

トコジラミは、人の寝床に近い隙間にすむ虫です。寝室や布団、ベッドのまわりに多くいるので、いちばん先に調べたいのは寝具です。

寝る前に、シーツの端をめくって、マットレスの縫い目と角を見てください。

ベッドの隙間と頭の板の裏も見る

ベッドの上がきれいでも、まわりの家具のすみまでは目が届きにくいものです。

ベッドの枠の隙間や頭の板の裏、ソファやクローゼットのすみは、気になったら一度のぞいてください。

黒いしみや赤茶色の虫を探す

見る所が分かっても、何を探せばいいのかで迷う人もいると思います。目印になるのは、血糞と呼ばれる細かい黒いしみと、虫そのものです。

昼間は虫が見つからないことも多く、先にしみのほうを見つけることが多いかもしれません。黒い点や茶色い汚れの見分け方は「シーツの黒い点と茶色い汚れの正体 カビか血かトコジラミか」に、見つけた虫の見分け方は「布団にいる虫の正体 ダニとトコジラミとカツオブシムシの見分け方」に書きました。

細かい黒いしみは、トコジラミのフンの跡かもしれません。成虫は5〜8mmほどの赤茶色で平たい虫です。見つけたら、触らずにフロントへ伝えます。

出典:東京都 保健医療局「知っていますか? トコジラミ」

何か見つけたらフロントに伝える

ホテルの客室の入口 閉じたドアと壁の電話と小さな棚の絵
客室の電話でフロントに伝える

黒いしみや虫を見つけると、慌ててティッシュで拭き取りたくなるかもしれません。けれど、旅先では自分で片づけるより、宿の人に見てもらうほうが話が早く進みます。

拭き取らずにフロントへ伝える

部屋の隙間にすむトコジラミは、自分だけで残らず退治するのがとても難しい虫です。跡が残っていれば、宿の人も同じものを見て確かめられます。家で黒い点を見つけたときに何の跡かを見分ける方法は、「シーツの黒い点と茶色い汚れの正体 カビか血かトコジラミか」にまとめました。

注意

黒いしみや虫を見つけても、自分で拭いたり退治したりせず、そのままフロントの係に伝えてください。

部屋を替えてもらう

伝えたあと、その部屋で眠り続けるのは落ち着かないですよね。替えてもらうなら、同じ階より別の階の部屋のほうが安心です。

なお、家で血の跡や虫を見つけたときは、駆除の業者に調べてもらうか、保健所に相談します。

気になる跡があれば、部屋を替えてもらえるようフロントに頼んでください。

虫を家に持ち帰らない荷物の置き方

泊まる部屋ではスーツケースを閉じて荷物台か浴室に置き家の玄関でかばんの中を見て着ていた服をすぐ洗濯機で洗う流れの図
荷物の置き方と帰ってからすること

泊まった部屋には何もなかったのに、帰ってから急に気になり出すこともあります。トコジラミは、荷物などにまぎれて、知らないうちに外から家へ持ち込んでしまうことがある虫です。

出張から帰った夜は、玄関でスーツケースを開け、着ていた服をそのまま洗濯機へ入れます。寝室で荷物を広げないだけで、虫を寝室に持ち込む心配が1つ減ります。

荷物は台の上か浴室に置く

部屋に入ると、スーツケースをベッドの上で広げたくなりますよね。トコジラミは、ガラスのようなすべすべした面を上れません。

スーツケースは床やベッドに広げず、閉じて、脚が滑らかな荷物台の上か浴室に置きます。

脱いだ服は袋に入れる

脱いだ服を椅子やベッドに掛けたままにすると、帰りの荷造りでそのまま詰めてしまいます。袋に入れておけば、ほかの荷物と分けたまま持ち帰れます。

脱いだ服はビニール袋に入れて口を閉じておきます。

帰ったら服をすぐ洗濯機に入れる

家に着くと、疲れてかばんを寝室に置いたままにしたくなります。

帰ったら、かばんとスーツケースの中を見て、着ていた服は床に置かずにすぐ洗濯機へ入れて洗います。

家の布団のダニは気にしすぎない

旅から帰ると、家の布団まで気になってくる人もいますよね。家の布団にも、ホテルの布団と同じようにダニはいます。

家の中のダニをゼロにするのは無理なので、家の布団のダニのことは、あまり神経質にならなくてかまいません。

家の布団のダニを減らす順番は、「布団のダニ退治の順番 熱を当てて洗い掃除機をかけるまでと布団を干せない家でダニを増やさない工夫」で確かめてください。

結論

スーツケースは広げずに荷物台か浴室に置き、脱いだ服は袋に入れ、帰ったら服をすぐ洗濯機に入れます。

出典:厚生労働省「衛生害虫トコジラミに対する対策について」

よくある質問

Q1.ホテルの布団が気持ち悪くて眠れないときはどうすればいいですか

A.自分の寝間着を持っていって、浴衣の代わりに着る人もいます。部屋じゅうがカビ臭いと、私も気になります。そういう部屋なら、部屋を替えてもらえるかをフロントに聞いてください。

Q2.ダニよけのスプレーを旅先に持っていってよいですか

A.持っていくなら、スプレーのラベルを読んで、使い方と、かけてよい物を確かめてから使ってください。かけてよい物と使い方は、商品ごとに違います。シートとスプレーで働きがどう違うかは、「ダニスプレーが効かないと感じる理由 殺虫スプレーとダニよけスプレーとシートの違い」に書きました。

Q3.子どもと泊まるときは何に気をつければいいですか

A.子どもと泊まるときは、私もとくに気になります。寝る前に見る所と荷物の置き方は、大人だけで泊まるときと同じです。子どもの肌が荒れていたら、まず皮膚科で診てもらいましょう。

Q4.旅館で押入れの布団を自分で敷くときはどうすればいいですか

A.旅館は、押入れを清潔に保つよう決められています。布団は、シーツやカバーで覆って使います。敷いたら、シーツの端をめくって、シーツと布団の境目を一度見てください。

シーツの端をめくってから眠る

旅先で布団が気になると、何から見ればいいのか迷いますよね。寝る前に必ず見てほしいのはマットレスの角と縫い目で、ほかの所は気になったときにのぞけば十分です。

寝る前にシーツの端をめくってマットレスの角と縫い目を見て、帰ったら着ていた服をすぐ洗濯機へ入れて洗いましょう。

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